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| ■■ ミャンマー通信:ミャン坊マー坊天気予報:第22回 ■■ |
お元気でしょうか?ヤンゴンは雨季突入だそうですが、こちらはまだ完全には突入と いう感じではありません。雨季前という訳ではないですが、今回は軽めの通信を送り します。
「自動車の秘密」
その1:ミャンマーで走る車のほとんどが日本の中古車です。20年前30年前の車 がいまだに現役で走っています。その中で日本の営業車が日本で廃車になって、ミャ ンマーに渡って元気に走っているのを見ることができます。それは秩父市の「ヤマワ 合板」「東京電力」などなど会社の名前の入ったままの車を良く見ることから解りま す。私は日本語の社名が入った自動車のあまりに多いので地球市民の会のスタッフの おとぼけカンラ君にその理由を質問しました。「日本語がそのままになっているのは 日本語が付いているからかっこいいとミャンマー人は思っているの?」すると彼は、 ミャンマー人は古くなると上から塗装をしなおします。字がそのまま残っているとい うことは、塗りなおしていないから古くないという証拠になりますと、答えました。 「でも古いかどうかは日本語の有無より、乗ってみたらわかるでしょ?」というと、 「そうですがみんなそう思っています」と力強く言い切りました。そんなモンかな、 と思っていますと怪しいへんてこな日本語が書いた車が走ってきました。漢字のヘン とつくりが無茶苦茶で何とか「魅惑の銀河の疾走感」と読めるこの車は、ミャンマー 人がどこからか日本語の書いたものを写したようで、ミャンマー人に対して新しい車 だと思わせる作戦だったのです。
その2:ミャンマーの車のフロントガラスには必ず仏様や有名なお坊さんの写真が 飾っています。中にはフロントガラス一杯にお釈迦様のポスターを張っている人もい ます。カンラ君に尋ねました。「やっぱりみんな、仏教を熱心に信じているんだね ?」すると彼は「お釈迦様や有名なお坊さんの写真を貼っているとその車は事故が起 こらないのです」と答えました。なんてことはありません、仏様の絵はお守りなので す。日本人が車の中に『交通安全』のお守りをつけて走っているのと一緒なのです。 「そういえば、乱暴な運転のトラックほどフロントガラス一杯にお釈迦様のポスター 張っていたな」と独り言を言うと、それを聞いていたカンラ君が「お釈迦様を張って いるから、危険な運転をするのです。これで大丈夫だからです」と答えました。僕は それは違うんじゃないと言いかけて、でもこの国ではそうかもしれないなと考え直し ました。
その3:トヨタハイラックスはミニバスの役割をになったとても重要な車です。後方 のピックアップには強固な屋根がしつらえてあり、その上にも荷物や人が乗れるよう になっています。荷物を山盛り乗せて、そのうえに人が乗り、車高の3倍ほどの高さ で走っている車は日常の事です。満員で何人乗れるか尋ねた事があります。「60人 ぐらいかな」とはハイラックスオーナーの弁。日本のハイラックスは定員5名なんで すけど。(了)
さて、原稿が溜まってきました。今週は番外編が2本出ます。ちょっとまじめなお話 の後はイチゴ事件に続く大事件『大野家危機一髪』です。お楽しみに
大野 拝
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