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| ■■ ミャンマー通信:ミャン坊マー坊天気予報:第18回 ■■ |
前号のミャン通で励ましのメールを頂き、恐縮至極です。お陰さまで夫婦とも元気に なりました。今はもう思い出です。さて、今回は前々回に引き続き「おとぼけカンラ 君シリーズです」
「山パゴダ〜後編〜」
前回「山パゴダ」の話をしました。あとでわかったことですが、「山パゴダ」という 名前のパゴダは南シャン州のいたるところにありました。それだけミャンマーの人は 山の上にパゴダを作るのが好きだということをあらわしています。確かに、山の頂上 に白いパゴダが立っているのはきれいですし、何か神々しいものも感じます。でもそ れだけでしょうか?
ミャンマーは敬虔な仏教国ですが、それ以外に土着の精霊信仰も生活の習慣の中にあ ります。それは「ナッ」という名の神様です。大きな木や岩、森、そして山にはナッ 神が宿るというように強く信じられています。タウンジーや村に行っても大きな木の 下には祠が置いてあり、ろうそくや線香が灯されています。大きな木を切るとナッ神 は怒って、切った人が病気になるとか、車を運転する人はナッ神に祈ると事故に遭わ ないように守ってくれるとか、日本の神社のような役割を果たしています。
余談ですが、ミャンマーの人によると、「ミャンマー人で仏教を信じる人は80%ぐら いだけど、ナッ神を信じているのは半分ぐらいかな。町の人で学のある人は信じてな いみたいだよ。」ということだそうです。日本の神様を信じている人は50%ぐらいは いるのかなぁ、とその話を聞いたときに考えました。
さて、山の話ですが、そのようなミャンマー人ですから山に畏敬の念を持って山にパ ゴダも作ったのかなと思いました。佐賀県の幹線国道沿いにある武雄の御船山も古く からの伝説と修験道が残っている山で、見た者に何か畏れ多いものを感じさせる山で す。そして、そこには武雄神社が鎮座しています。それと同じなのか、と思ったので す。
そのことをプロジェクト現場への車の中で山の上のパゴダを見ながら、地球市民の会 スタッフのカンラ君に尋ねてみました。「それもありますが、それだけではありませ ん。」「ふ〜ん、何なの?」「村の人は旅をするときに歩いて移動します。とてもき つい道を歩いていて疲れそうになったとき、山のパゴダを見たら、元気が出てきて もっと歩けるようになるのです」「えっ、ミャンマーの人はパゴダを見たら元気にな るの?カンラも?」「はい」と答えて、カンラ君は山パゴダを眺めました。「カンラ 君、君は今車の中で移動中で疲れてないでしょ?」と突っ込みを入れたくなる気持ち を抑えながら、私はなおも質問をしました。「じゃ、山のパゴダはみんなを励ますた めに作っているの?」「そうです、どこからも見える山があると村の人は旅人のため にパゴダを作るのです」「自分のためではなく?」「旅人のために作るのは自分のた めに作ることなのです」
当会のスタッフ「おとぼけカンラ君」もたまにはいい話をするので私は感心しながら 「カンラもパゴダを作りたい?」と尋ねたところ、「お金があるお兄さんが作りま す」と即答しました。そうだよな、地球市民の会の給料じゃ出来ないよな、でもいい 話をしたカンラ君だから「はい、いつかは作りたいです」といって感動の余韻に浸ら せて欲しかったのになぁ、と自分勝手なことを私は考えました。でも、やっぱり最後 にとぼけたことを言ってくれるカンラ君です。(了)
現在神奈川からお客様が見えております。今月は佐賀(JA)、岐阜と3組も日本の方が 見えられ、うちの娘が大喜びです。私はてっきり日本のお菓子に喜んでるのかな、と 思っていたのですが、そうではなくただ日本人に会うのが嬉しくてしょうがないよう です。ただ、初めてお会いする日本の方々に「みんがらばぁ、しん」とミャンマー語 で挨拶してしまうのは緊張とテレでのご愛嬌でしょうか。「今度、あのおじちゃんた ちいつミャンマーに来てくれるの?」と歓迎ムードで一杯のタウンジー娘です。
大野 拝
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