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| ■■ ミャンマー通信:ミャン坊マー坊天気予報:第15回 ■■ |
「ミャンマー式?お正月の過ごし方」
明けましておめでとうございます。今年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
第13号では、こちらのお正月は特別に何もしませんと書きましたが、12月31 日はこちらも夜遅くまで華やいでおりました。ここ数年、若者たちは年越しをみんな で集まりパーティーをするというのが流行しているらしく、若者がそれぞれの家に集 まり真夜中の年の入れ替わりを待ちます。家で何をしているかというと、彼らはギ ターを鳴らしながらみんなで大合唱を行います。既にお酒を飲んでいる男子は10時 ごろから「ハッピーニューイヤー」と叫びながら歌っています。歌っている歌は昔の 日本のフォークソングのような感じで、どっぷりと日本の感覚に慣れ親しんでいる私 からするとなにやら健康的な感じがして、私の連れ合いも好感を持ったようです。な にせ、独身女性は独身男性のタクシーに一人では乗らない、女性はお酒を飲まない、 など、道徳観が日本よりしっかりしている国ですからそう思ったのでしょう。しかし この年越しの大騒ぎにはこちらの大人も少し眉をひそめていて、「最近の若者は」な どと話しているのには、「いずこも同じなのね」と思ってしまいました。
さて、昨年の正月には与賀神社に住んでいた私たち家族は、今年の正月をどうしよう か考えました。当然こちらには神社はありません。「そうだ、パゴダ(仏舎利塔)へ 行こう」というのは、あまりに安直でしょうか?こちらは歴史を重ねたパゴダ(仏舎 利塔)が数多くあり人々の崇敬を深く集めています。そこで、ミャンマー随一の観光 地であるインレー湖に点在するパゴダを回ることにしました。
有名なパゴダに行って私たちは日本とミャンマーの人々の幸せと、人に役立つ仕事を させていただくことを祈ってまいりました。どのパゴダ(仏舎利塔)も有名なパゴダ でしたので、仏像の近くは女人禁制になっています。そこで、いまでは何でも知りた がる5歳の娘が「どうして女の人は入っちゃダメなの」と素朴に質問してきました。 普通に説明してもいいのですが、そうすれば彼女の疑問が増えるばかりです。「どう して、どうして」攻撃を避けるために「ミャンマーではそういうことになってんだよ ねぇ。」と打算的な答えしかできない自分に「あぁ、少年の心を忘れ大人になってし まっている」と新年早々がっくり来てしまいました。(もう40歳ですから少年も あったものじゃありませんが…)
以前、ミャンマーの女性に「女人禁制のところが無くなり、女性もどこでも入れるよ うになれば、ミャンマー女性の権利は上がると思いますか」と尋ねたことがありま す。インテリジェンスの高い40代後半のその女性は「そういうことは昔から続いて いることで、そのままがいいのです。人にはそれぞれ役割があり、人はそれぞれがで きることをするのが仕事なのです。女性の権利はまたべつのことです。」と答えまし た。年越しパーティーをする最近の若いミャンマー女性にこの人の意見を聞かせたら なんと言うでしょうか?私の知る日本のジェンダー活動家のように「そんなことを 言っているから、ミャンマー女性の地位が上らないんだ」と答えるのかな、と思いま した。(了)
本来なら賀状を出させていただくのが礼儀ですが、なかなか思うに任せられず、この ようなミャン通という形での新年のご挨拶になりましたことをお詫び申し上げます。
今年も、こちらの様子をご案内しながら、一人でも多くのミャンマーファン、地球市 民の会支援者を増やしていければなと思っています。たくさんの方がタウンジーにお 越しになり、佐賀の海苔や沢庵、チョコレートやお酒を持ってきてくれるのを楽しみ に待っています。(何だよ結局はそれかよ…って、その通りです)
大野 拝
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